現在、ビジターの受付はしておりません。冬季エリアクローズ。(スキー場オープン時にはフライトできません。)

ゴンドラはなくなりました。ゲレンデ上部への移動は車で中間部まで移動し、その後、テイクオフポイントまで荷物を担いでハイク移動になります。(極楽坂第3ゲレンデ下部から上部へ)「

■エリアのご紹介

◆エリアについて

0c7f297cdc83aa5c423c1c1a15cebf8c 立山山麓フライトエリアは中部山岳国立公園(立山黒部アルペンルート)、富山県側の玄関口である立山ケーブル駅から近い「立山山麓スキー場」をベースとしたパラグライダーフライトエリアです。ゴンドラはなくなりましたので、テイクオフのあるスキー場山頂までのアプローチは車で中間部へ移動し、中間部の第3テイクオフまたは上部の第2テイクオフまで登ります。エリアのフライトシーズンは4月~11月まで。

「立山と言えばコンペ」と言われる程、数多くの全国大会が開催されてきました。日本選手権も2度にわたり開催し、その中でも1995年の大会では1週間の期間中毎日、計7本のタスクが成立して「歴史に残る名勝負」が繰り広げられました。

北アルプスを間近に見ての素晴らしいロケーション、エリアの特徴である広い谷と気流が安定した広い空域でのビックなフライトが楽しめます。

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◆テイクオフ

◇極楽坂テイクオフ

1801d5e0ae90abfd26f8131aad75f872 標高1050m、極楽坂第3ゲレンデを利用した広いテイクオフです。(写真は以前の全国大会時のスタート前の様子)

北向きの斜面で、西~北東風の幅広い風向に対応できます。ここに立てば、ランディングポイントやエリア全体がほぼ把握出来、十分な広さとテイクオフに適した斜度の斜面は、初めての方でも安心して利用できる環境です。

スクールのフライトはテイクオフから正面の尾根上、「通称サーマル山」上空へ向かいます。北斜面の穏やかな空域で、あらゆる過程の練習フライトが可能です。

*タンデムフライトはクワッドリフト横からのフライトになります。

◇展望台テイクオフ

865e29bb48015c580a32b1d119e7b598 展望台テイクオフは、その名のとおり広場の中央に展望台があります。現在はほとんど使用していません。

◆ランディング

◇メインランディング

fcef2f62b23f89c33442f1f924ec5a5e メインランディングは、らいちょうバレー第一ゲレンデを利用しています。極楽坂テイクオフからは正面右下に見え、通常はこちらにランディングしています。標高は550mで極楽坂テイクオフまでの高度差は500m、展望台テイクオフまでは高度差600mです。

広さは十分、主に西風(バレーウインド)で安定していますので、初めての方でも安心してランディング出来ます。

アプローチする際は、ゲレンデのリフトを横断しての進入になりますから、十分な高度を保って(50m以上)ランディングゾーンへ向かいます。第1ゲレンデ上部で最終の高度調整を行い、ファイナルターンは駅舎前で。ゲレンデ下部中央にターゲットが設置してあります。

◇極楽坂ランディング

8f71019b2c1aa0aa25ba01cdb8abbdc2 極楽坂エリア第一ゲレンデです。金山ゲレンデ以西の空域からのアウト&リターンで、メインランディングへは届かないと判断した場合の「サブラン」として主に利用しています。ターゲット及び吹き流しは設置されていますし、広さも十分。アプローチの際にはリフトや照明塔に注意して下さい。

◆フライトについて

89c6c2957c1721c87bd890ebf780d894 南北に連なる北アルプス、立山連峰。その西側に位置する立山山麓スキー場周辺をベースにフライトしています。エリアは常願寺川の広い谷の北斜面にあって、スキー場上空はこの谷のバレーウインドで安定した空域が形成されています。

主稜線は、北斜面と南斜面の風が収束しサーマルポイントが多く存在する絶好のポイントです。

「立山の印象は春の強烈なサーマル!」 エリアの最高高度は3,300mです。

安全上「通常のフライトエリア」は

  1. ゴンドラ架線より西側
  2. 主稜線南の高圧線より北側
  3. ランディングの北にある東西に延びる高圧線

以上、 1~3で囲まれたゾーンです。ゴールドパス(ローカルルール)という資格をパスしたパイロットは、谷を渡ってのフライトやクロスカントリーフライト等、技 量と資格に応じたフライトを実践しています。

主稜線を標高の高い東の方向や美女平へ移動すれば、称名滝、弥陀ヶ原、立山カルデラや立山連峰を間近に望める素晴らしいロケーション!を楽しむことができます。

また、秋には北、西の平野部へのクロスカントリーフライトもチャレンジしています。

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◆コンディション

テイクオフは北向き、フライト可能な風向きは西~北西~北~北東です。南風はフォロー(追い風)となります。

周囲の山でブロックされる為、平野部で南西風が吹いていたり、また、北東の強風の時など、エリアは穏やかな北風という場合もあります。フェーン以外で強風になることは、あまりありません。

ランディングは通常、バレーウィンドの西風で安定しています。

◇春のコンディション

春、日中のサーマル活動は最も活発です。また上空の寒気の影響等による強風にも注意が必要です。

午前のスクールフライトは12時頃迄。これ以降、14時過ぎまでは特に地上付近、テイクオフやランディングがサーマル活動に伴う強風、ブローで荒れた空域 となる日が多くあります。14時を過ぎると徐々に穏やかな風になります。スクールフライトの再開です。

長時間フライトしたいパイロットは、早い時間帯から 穏やかな午後まで、様々なサーマルを堪能出来ますよ!

◇梅雨のコンディション

梅雨前半、県内が北の高気圧に覆われているときは朝早めのフライトがお勧めです。

日中、海風が入ると標高1000m付近のテイクオフにはガスがかかり、雲底900m程度で停滞。あとは風が止んでガスの切れ間を待つのみです。

しかし、だからといって飛べないわけではありません。高い獲得高度を得る機会は減りますが、その代わりに穏やかなサーマルとリッジを使ったフライトを楽しめます。

◇夏のコンディション

夏は朝からフライトを楽しめます。午前中のフライトが良いでしょう。

北斜面、サーマル山等でもサーマルソアリングを楽しむことができます。ただし、強い日差しはランディングにもサーマルを発生させ、高度処理にあたってはやや不安定な風向となることがあります。

お昼以降は特に雲の発達に注意!平野部の積乱雲、標高が高い山岳の積乱雲、雨に伴う急な風向の変化。夏の午後、エリア周辺は勿論、広範囲に注意が必要です。

◇秋のコンディション

秋になると澄み切った青空でフライトを楽しむことができます。立山連峰もすっきりみえ雲底も上がり始めます。

紅葉の時期には有峰林道の紅葉や北アルプスの初冠雪と紅葉も上空から見ることができます。

10月中旬以降、朝、夕のテイクオフは風が無い日がほとんどです。

◇冬のコンディション

スキー場オープン時はフライト禁止となります。